批判したがっている自分に気づいたときは・・・


「ほらほら、まただよ」と呪文をとなえるのです。


・・・そうとなえることで、批判が寛容と敬意に変わることを願いながら。


そして、もうひとつのおすすめの方法は、「思い込みを5つ書き出す」ということ。


はじめてこれを実践したころの私は、自分は頑固じゃないと言い張るほどの頑固者でした。


その後、もっと穏やかな人になろうと努力してきた結果、自分のどこが頑固なのか前よりずっとよく見えるようになりました。


私のクライエントたちの思い込みを例にあげてみましょう。


「ストレスがない人はなまけ者だ」


「私のやり方が一番、それしかない」


「男は聞き上手じゃない」


「女は浪費家だ」


「育児は手間がかかりすぎる」


「商売をしている人はお金のことしか興味がない」・・・


こういった思い込みのリストがえんえんと続くのはおわかりでしょう。


・・・肝心なのは、思い込みの内容ではありません。





あなたは、だれかを批判して


「欠点を指摘していただいてありがとう、感謝します」


・・・と言われたことが何回ありますか?


批判は、悪態と同じく、悪い癖でしかありません。


いつのまにか慣れてしまうのです。


批判するときの気分はおなじみですね。


批判はなにも話題がないときのかっこうのネタなのです。


・・・しかし、だれかを批判した直後の自分の感じ方を観察してみれば、自分が攻撃されたような、ちょっぴり後ろめたい気恥ずかしさに気づくでしょう。


そのわけは、自分が「批判したがり屋」だと世間と自分に向かって公言しているようなものですから。


これはふつうは自慢できることではありません。


解決は、批判しているときの自分に気づくこと。


どれだけひんぱんに批判しているか、それがどんなにひどい後味を残すか気づくこと・・・。


私はそれをゲームとしてとらえるようにしています。



完成した報告書には大きな点が抜けていました。


タイ自身に対する提言でした。


日本であれ、アメリカであれ・・・


他国からの投資や援助を求めるとき、自国の姿勢を正さねば対応してくれない可能性があります。


タイの政策や行政制度の見直しをも白書に盛り込むべきだと主張していましたが、残念ながらそこまではいっていません。


タイのためにはそうした視点が重要だと考えたからこそ、投資奨励法の国際比較をやり、税制に関する小論文の中でビジネス・タックスの問題点を指摘したはずです。


産業政策の確立のなかで、税制度の改善は可及的速やかに行うべきである、という発言に作業部会は合意していたではないでしょうか。


私もアドバイザーとして彼らの作業への参画を命ぜられました。


日本の品目別、国別貿易統計を整理したり、ASEAN諸国の投資奨励法の比較など、基本的作業をしました。


投資と貿易と技術、それに援助を組み合わせるなど総合的な視点からの提言をつくろう、投資奨励法の存在意義も議論しよう、などと一人だけの外国人参加者として発言し、議論をリードしていたつもりでした。


タイ側も、日本との関係の改善を意識する作業として取り上げますが・・・


成果が挙がるようなら、さらにタイ・EC、タイ・アメリカなどの白書をつくろうと積極的な姿勢を示していました。


できあがった白書はこれまでと違った重さを持っています。


第一は、全体のトーンの違いです。


これまでは個別品目の輸出額の目標と実績額で議論し、日本の輸入努力の足りなさを議論するだけでしたが、この白書は基本的な構造調整問題を議論しようとしています。


第二は、たとえば日本との貿易収支赤字を日本だけの責任とは見ないで、日本の協力によって改善の実を上げたいとする態度が示されていることです。


そして、曲がりなりにも投資、貿易、協力などを組み合わせようという姿勢がありました。

タイにいたとき、経済白書を作成すべきだ、といいつづけました。


しかし、中央銀行は、そうした仕事は経済社会開発庁の仕事であるといい、経済社会開発庁は大学や中央銀行の仕事だというばかりでした。


大学の先生たちにも、白書の必要性を説いてまわりました。


どこの仕事と限定する必要はありません。


さまざまな白書があってもいいではないでしょうか。


現状を知らないで政策は立てられません。


しかし、こうした意見はなかなか取り上げられなかったのです。


『タイ・日経済構造白書』は、短期的分析を中心とする、経済実状報告的白書ではありません。


しかし、東部臨海工業開発計画などを中心に工業化の実現を考えるのであれば、現在の産業構造の問題点を探り、改善を図ることが必要であるとする認識が広まり・・・


同時に、日本の協力が必要であるとされるようになりました。


こうして、構造問題を申心とする白書作成のために、経済社会開発庁にタスク・フォースがつくられました。

タマサート大学の「日・タイ比較経済学会」開催に対する資金協力は、1年がかりでようやく認められました。


しかし、新聞発表はしないという条件のもとにでした。


しかし、討論を重ねるごとに双方の態度は実証性をまし、批判に反批判をもってあたるようになりました。


研究者のレベルでの討議は、非難合戦ではなく、対話になりはじめているといってよいでしょう。


85年8月、タイ政府は『タイ・日経済構造白書』を発表しました。


やがて、いくつかの日本の新聞も取り上げたし、バンコク日本人商工会議所も見解を発表しました。


私も白書発表の後、いくつかの会合で白書に関して発言する機会を持ちました。


経済社会開発庁にいたとき、私は、この作業のアドバイザーを命ぜられていましたが、任期の関係で業半ばにして帰国しなければならなかったのです。


・・・それだけに、発表を知ったとき、そしてその後の関連情報に接するたびに熱いものを覚えました。

今日も前回から引き続き、『中国人5000年の生活の知恵』という本の中から少々引用したいと思います。


「たとえば、お客が店主の同席を求めれば出ていき、世間のよもやま話もするし、それが時には政治や経済の話になることもある。


今風の言葉でいえばスキンシップである。


話が昂じてくれば、日本人への私からの苦言辛言も身びいきせずに呈するようにしている。


『節流』とは、簡単にいってしまうと、節約すること、ケチに徹することですが、日本人は古来、ケチを美徳とはしない性格が根強いので、これはなかなか理解していただけない。


たとえば、私の『留園』(東京芝の中華料理店)では、お客のいない部屋の電気は絶対につけさせない。


日本人の経営者なら、全室の電灯をこうこうとつけさせ、いかにも繁盛しているかのように"演出"するだろうが、私にいわせれば、お客が入ればその時つければよいのであって、表面上の明るさをみせるだけでは無駄だと思っている。


水道の蛇口でも出しっぱなしにすることは、やかましく注意するし、入ってくれたお客に出すお茶もコップに半分しか入れさせない。


というのも、見ていると、お客のほとんどが出したお茶の半分は残してしまっているからで、もしおかわりが必要なら、そのつど注いでまわればよいからである。


このように、私たちの身の廻りには、切りつめようとして工夫すれば、いくらでも節約の可能な無駄な部分が沢山ある。


"消費は美徳"に慣れっこになってしまった日本人は、そのことに少しも気を配ろうとしない。」


「開源節流・量入為出」ということばのルーツは中国であり、『中国人5000年の生活の知恵』の著者に登場いただきましょう。


「これは読んで字の如くですが、要するに入ってくる方の入口は大きく開け、出ていくものの出口は閉めなさい、ということである。


いってみれば、大変に簡単な哲学である。


しかし、やさしい言葉や短い哲理ほど、その意味するところは奥深く果てしない。


『開源節流』も、言うはやすく行なうに難しい。


『開源節流』と聞いて、なるほどと思い込むのは簡単だが、これを実行するには"忍耐"が必要なのは言うまでもない。


一朝一夕に成せることではないからである。


これは長い時間をかけて、徐々に体得していって始めて成せる"徹"である。


『開源節流』の大原則を私がどんなふうに実行しているか、ご紹介しよう。


この格言は、私、盛硫度が"武家の商法"ながら、厳格に守りつづけた基本である。


『開源』とは、できるだけたくさんのお客に入ってもらうことだ。


そのための努力は、もちろんおしみなくつづけている。」


「わたしたちの運命を、ある程度まで管理する方法は知り得るけれども・・・


やっぱり結局においては予測できない偶然だけは知ることを得ない、というのがわたしたちの実感・実情なのである」


・・・以上によって、偶然と運が宗教や哲学とのあいだに、どのように大むかしから綿密なつながりがあったかという探求は、どうやら一つの疑問符に到達して一応適当なあいまいの内に終了したと思います。


要するに人びとは、むかしから今まで、べつべつの立場からであるとは言え、ともかく運という観念を信用しないという点では、すべて一致しています。


その結果、運という観念は暗々裡の禁忌となり、運というものが正当に研究されてよい程度に研究されたり論じられたりすることが、さまたげられて来たのです。


・・・しかし、なんと言われようと、人間生活のなかでおどろくべき活力をあらわす"運"というものは、たしかに注意ぶかい観察にあたいしますね。


電話での占いはココです。

・活用の第ニは中間チェックに計数を用いる。


そして目標どおりゴールインするための差異分析に基づいた差異対策立案に活用します。


・活用の第三は結果に対して成果配分を実施するとか、信賞必罰の処置をするために用いる。


国の経済でも医院経営でも、はたまた家計においても、コントロールの基本は「開源節流・量入為出」です。


人によっては、この「開源節流」の考え方を古いといいます。


・・・たしかに、そういう、面がないわけではないですが、最も安全・確実であり、間違いないのが「開源節流」です。


では「開源節流・量入為出」とは何でしょうか。

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